お客様エピソード
お客様エピソード
タクシードライバーという特異な業種だからこそ起こる
お客様のエピソードをご紹介致します。ウソのような本当の話です。


エピソード1)
 先頃、首都高速道路代々木付近において深夜人が落ちていた!というニュースがあったのをご存知ですか?どうやら原因はタクシーに乗車した泥酔男女2名が口論の末起こした事件だったそうです。走行中男性がタクシーから降りてしまったというのだから凄い状態だった(想像つきませんが・・・)のでしょうね。幸い後続車もなく、大事には至らなかったという事でしたが、当社でも似たような事件がありました。

 M駅より男性客1名を乗車し、目的地まで走行する際、交番のある交差点の赤信号で停車している時、交番の前で立っていた警察官が自分の方へ向かって急に小走りに近づいてきました。「何もしてないのにどうしてだ?」と思っていたところ、警察官は「運転手さん、お客さんが落ちたよ!」と言うんです。驚いて後を振り返ると「あああああああああぁぁぁぁぁぁ!」お客様が外に落ちて寝ているではありませんか!びっくりした私はかけ寄って「お客さん!大丈夫ですか!?」と声をかけると「もぅ着いたのかぃ?」というとぼけた答え・・・・。大事に至らず無事に送り届けましたが、やはりこの方もだいぶ酔っていたようです。ほんとに驚きました。泥酔している方は要注意です。
    新入社員 O君
泥酔のお客様は要注意です・・・
エピソード5)
 銀座付近からお客様を乗せ「お客様どちらまでいかれますか?」と尋ねたところ、「真直ぐ」とだけ言い横になってしまいました。これはまずいと思い「お客さん真直ぐだけではわかりませんので、どの辺りだか言って下さい。近くまで行ったら声をかけますから。」と言うと「うるさいなー、昭和通りを真直ぐ埼玉県まで行けばいいんだよ!」と言われ横になってしまいました。草加に入った所で「草加ですよ、まだ真直ぐでいいんですか?」と声をかけると「真直ぐ」と声が返ってきたので、そのまま走り続け、それ以後「越谷市ですよ!」「春日部ですよ!」何度声をかけても「真直ぐ」としか返ってきません。春日部を過ぎ、どこまで行けばいいのか不安になり車を止めてお客様に「お客さんいいかげんにして下さい、もう春日部過ぎてますよ!どこまで行くんですか?」と聞くとさすがにお客様も目を覚まし辺りを見回して「ここはどこ?」と一言。私は「ここは春日部を過ぎた所ですよ。」と言うと「えええええぇぇぇぇぇー!なんでこんなとこまで来てんの!俺の家は越谷市の手前だぞ!」とビックリ。「何度も声をかけたじゃないですか、その度に真直ぐ!真直ぐ!と言ったからここまで来たんですよ!戻りますか?」「じゃぁ戻ってくれ、悪いね、酔うとダメなんだよね・・・」。私はホッとしながら戻って行きましたが、年末年始などお酒を飲む機会が増えてくると、この様なお客様が増えてきます。「真直ぐ真直ぐ!」の一言が、財布を薄くし、言った言わないのトラブルに発展します。
最近のドライバーはこの様なトラブルを避けるため、テープレコーダーやボイスレコーダーを持ってる人が多いようです。皆さん気をつけて下さいね。

ベテラン乗務員 Tさん
エピソード2)
 道路の脇に寄せて仮眠をとっていたところ、ドアーを叩くような音で目を覚まし、お客様だと思いドアーを開け、閉めた後「お客様どちらまでですか?」と振り向くと・・・・・そのお客様は「ワン!」と吠えたのです。とてもかわいい犬でした。
ベテラン乗務員 Hさん
まだまだ続きますよ・・・
エピソード3)
 バブル期には、こんな凄いお客様もいました。
都心にある一流といわれるホテルで着待ち(ホテルのタクシー乗り場に並ぶ)をしてたら、ホテルのポーターがこっちこっちと手招きをしているので、車を前に出しドアーを開けました。車から降りて荷物を乗せるのを手伝っているうちに乗車するお客様が来ました。お客様は外国人だったので『ひょっとしたら成田空港かな?』と思いつつポーターに「どちらまでですか?」と聞くと「成田空港までです。」と返ってきました。私は心ウキウキと成田空港へ向かい、着いた所で料金の精算をしたところ・・・・。なんと「コレ全部アゲル、当分来ナイカラ」と片言の日本語で1万円札やら千円札やらを束でくれるではありませんか!私は一度は断ったもののその外国人の「イイデスヨ〜」という言葉に負け、「サンキュゥ!サンキュゥ!」と受け取りました。トランクから荷物を出し、固い握手をして別れ、現金を数えて見ると・・・・なんと18万円もあったのです。ほんと恐縮です。

ベテラン乗務員 Kさん
さらに続くバブル期の話・・・
エピソード4)
 いつもの様に夜中の繁華街を走っていると若い女性が手を上げたので停車し乗車しました。かなりお酒を飲んでいる様子で「運転手さん、高速でY市までお願〜い!」と同時に「高速でいいんだね、わかりましたよ。」と言い車を首都高速道路入口に向け走り出しました。この時間は、いつも通りの渋滞の真っ只中で、なかなか進まない状態の中でお客様が落着かない様子・・・・。やっと渋滞を抜け走り出したところで、後部席から『ガラガラ・・・オェッッ!』という声。私は心の中で「やばいなぁ・・・やられたよ。」と思い、「お客さん大丈夫?車止めようか?」と言ったところ「何とか大丈夫です。」との答え。そして目的地へ。
「着きましたよ!」と声をかけ、振り返ると「どうもすみませんでした。」の声。しかし車の中を見回しても戻された形跡がないのです。「お客さん失礼だけど、さっき戻さなかったの?」と聞くと「ええ、戻してしまいましたけどこの中に出しましたから車は汚していません。」と言うではありませんか!しかも高級バックのヴィトンのセカンドバック!中身を全部出し、その中に戻したと言うのです。私が「言ってくれればいいのに!バックがもったいないじゃない!」と言うと「もらい物でまだ有るから」とあっけらかんのお客様。バブル期はほんと理解に苦しみました。

ベテラン乗務員 Hさん